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部下育成

管理職が部下育成で意識するべきこと

部下が若手社員の場合

自らが手本となる

ビジネス慣れしていない若手社員は、上司の背中をみて仕事を体得するもの。

常に部下の手本になることを心がけて業務を行えば、部下は上司を信頼するとともに、模倣することにより好ましい行動や考え方を身に付けやすくなります。

上から目線で接しない

上司が常に上から目線で接していると、部下が反発するおそれがあります。部下の言動の背景を決めつけたり、人格を否定するような発言をしたりすることは、パワハラにもつながるため要注意。

主張や思想が誤っていても、まずは相手の発言に耳を傾け、人間性を尊重する姿勢を見せることが大切です。

怒るのではなく叱る

部下がミスをした際に、感情的に怒っても部下に真意は伝わりません。問題点が何であるのかを冷静に指摘しながら、理性的に叱ることが大切です。

怒りの感情だけをぶつけると、部下は委縮して主体的な行動をとれなくなることもあります。

小さい成果でも褒める

小さなことであっても、部下が成果を上げたときにはできたことを積極的に褒めることが大切です。褒められたことが達成感や自信につながり、次へのステップとなります。

部下の得意分野を見つけて巧みな指導により、能力を伸ばすことも管理職の大切な役割です。

部下が中堅社員の場合

責任あるポストでマネジメントスキルの基礎を培う

中堅社員は次期管理職候補でもあることから、単に自分の担当業務を遂行するだけでなく、主体的にチームを動かすリーダーシップを育成することが大切です。

プロジェクトリーダーなどの責任あるポストを積極的に任せてマネジメントスキルを身に付けさせましょう。

部下の教育・指導を任せる

中堅社員に部下や指導の教育・指導を任せることにより、リーダーとしての自覚を促すことができます。

若手職員への指導経験を積む中で、業務内容の再確認や上司、先輩という役割を自覚することができ、望ましい行動様式や責任感が持てるようになるでしょう。

任せる業務の幅を広げる

中堅社員には、普段の業務だけでなく、業務進行管理や組織管理など、幅広い多様な業務を経験させましょう。

これにより、代表として責任ある意思決定の仕方やプロジェクト管理など、マネージャーとしての資質や能力を育むことができます

管理職が部下育成に役立つ取り組み方の種類

OJTとOff-JT

OJTは、上司が現場での実践を通して直接指導する手法であり、部下に手本を見せて模倣させる方法など、その方法は企業によってことなります。

一方、Off-JTは、通常業務と離れた環境で教育を行うことであり、社内外の研修やセミナーなど、実施方法もさまざま。

外部の研修会社に依頼することにより、課題に即した質の高い研修を受けることができます。

1on1

上司と部下が一対一で行うミーティングのことであり、研修会社が提供する外部研修の手法となることもあります。

人事評価を目的とした面談とは異なり、上司と部下の対話を重視することが特徴。対等なコミュニケーションの機会を定期的に設けることにより、信頼関係の醸成、フィードバックにより成長を促すことが可能です。

コーチング

相手の自発的な成長を促すことを目的とした指導方法。知識やスキルを与える「ティーチング」とは異なり、相手の自主性やモチベーションを引き出すことが重要。

コーチには相手を適切に導くための技術や経験が必要であるため、管理職をコーチとして育成する必要があります。

編集チームまとめ

部下育成は管理職の重要な役割であり、心構えやスキルなどを持ち合わせていないと部下を成長させることはできません。

また、若手、中堅でも指導内容が異なるため、さまざまな部下育成の手法の中から、適切に選択して実施することが大切です。

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